Yさん診療記2004・5月

人間には感情がある。
嬉しい時や、悲しい時や、楽しい時や、辛い時、その都度人の感情は、なみなみと注がれたコーヒーカップの表面のように揺れ動く。

長期間に渡る治療を決意したとき、恐らく二つの感情が心を占めるだろう。
希望と不安。

Yさんの治療が、一つ大きな区切りがついた。歯列矯正が終了したのだ。歯列矯正でYさんが当初苦労したこと等はすでに今まで何度も述べてきているので今回あえて繰り返さない。歯列矯正が終了し今後は歯列の後戻りを防ぐ保定期間へと移行できたのだが、ここまでくれば残りの治療もあと少しである。

僕達が扱う「商品」とは歯科治療という技術力であるが、それ以上に大切にしなければいけないのが人の感情、つまり気持ちである。何も歯科だけに限ったことではなく、全てに通じていることなのだが、ここを間違うと良い結果など決して出ないのではないか。

プロジェクト・チームはいつも気を配り治療に当たるのだが、それでも日々の反省は必ずある。完璧、これでOKという事は決してない。
Yさんは「ありがとう」といって笑って帰っていかれる。

こちらこそ、僕達を信頼してくれてありがとうと申し上げたい。

追伸

先日、仮歯がはずれて遠方よりわざわざお越し頂いた時はご迷惑をおかけしました。
奈良からは遠い場所に辰野歯科があるので、こういった時には、やはり不便ですよね。
ごく近い将来、Yさんに本当の意味で喜んでもらえる日がすぐそこまで来ています。私たちは全力で尽くします。



矯正前(約一年前)



矯正後(現在保定期間)


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