乳酸菌LS1で歯周病予防


虫歯・歯周病は細菌感染症

皆さんは、歯周病や虫歯はお口の中にいる細菌の感染症の一つだとご存知でしょうか?お口の中には、無数の細菌がすみついています。これらの細菌は、お口の中で集団となって活動しています。細菌の集団の中には、無害で有益な善玉菌もいれば、病原性を持つ悪玉菌もいます。歯周病と虫歯は、この悪玉菌によって引き起こされる細菌感染症なのです。善玉菌の一種である乳酸菌を増やすと、歯周病や口臭などの予防につながる可能性のあることが最近の研究でわかってきました。歯を失う最大の原因となっているのが歯周病。症状の差はありますが、30歳以上の80%は患っていると言われています。発症にはその人の生活習慣が密接に関係しているため、日々の生活の中で予防や症状の改善ができることが望ましく、こうした点からプロバイオティクスが注目されています。

乳酸菌LS1

プロバイオティクス

プロバイオティクスは、病原菌も含めた細菌との共生を目指すという考え方で、善玉菌と悪玉菌のバランスをかえることによって、悪玉菌の働きを抑えて有害な物質がつくられるのを防ぐ効果が期待できます。身近なところでは、ヨーグルトなどの乳酸品に含まれるビフィズス菌が有名です。口の中の善玉菌として注目しているのはLS1という乳酸菌。この菌は、口の中の悪玉菌の代表の歯周病や虫歯の原因菌に対して優れた抗菌効果を示すことがわかりました。 LS1を歯周病原因菌と一緒に培養したところ、24時間後には原因菌はほぼ死滅しました。さらに57人に対して、LS1のタブレットを8週間にわたって毎日5回服用してもらったところ、 @口の中の細菌の総数に変化はなかった。 A歯周病の原因菌が二十分の一に減少していた。 B虫歯菌の数には変化がないが、不溶性グルカンの産性が抑えられていた。(虫歯の発症を抑えると考えられる) Cこの内「口臭あり」と判定された20人の三分の二から口臭が消失していることが確認された。この効果は歯周病菌の減少によると考えられます。 D実験した57人は、毎日1億個ものLS1を飲んだ勘定だが、服用前も4週間後にもLS1数には変化がなかった。

クリッシュ

以上のことから、乳酸菌LS1は口の中で歯周病や虫歯・口臭の予防に働く可能性が期待できることが明らかとなりました。これまでは、歯周病や虫歯の原因となる細菌の住処となるプラークをできるだけ取り除くことによって疾病を予防する、歯みがきや歯石除去などのプラークコントロールが主でした。プラークを物理的に除去することで、口の中の細菌数を減らして病気を防ごうとするものです。 これまでに述べてきた乳酸菌LS1の効果は、この従来型のプラークコントロールに加え、プロバイオティクスを利用した新しいプラークコントロールの可能性を示すものです。ブラッシングによるプラークの物理的除去の重要性は言うまでもありませんが、乳酸菌LS1によるプラークコントロールを併用することにより、歯周病・虫歯・口臭などに対するトータルマウスケアがより効果的に行なうことができると期待しています。 すでに市販品として実用化され、プロバイオティクスの力を体感できるようになりました。当院でも、歯科専用「クリッシュ」(乳酸菌LS1配合タブレット)を取り扱います。

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